賢者デュエル7話 暗黒界vs銀河聖刻 その2
※前回綾島がサーチしたベージはどこへ・・!?(些細なミスなのでスルーで)
かしこ:うっ・・(相手は暗黒界・・完全に回り出したら手がつけられない・・)
(そして私のこの手札・・守りが薄くて次のターンのブン回しを防ぐ手は何もない・・。このままターンを渡せばゲームセットが見える・・)
(そういえば最近流行りのSD暗黒界にはウイルス系や虚無空間しか罠がないことが多い・・はず!)
(つまり墓穴のために多伏せしていても実は罠はスカスカというパターンも多い・・)
(この条件・・ここは早めに決める・・!)
天使:そうよかしこ!罠ガン無視増G完全無視の1Killは愚かな行為と馬鹿にされることも多い。
けれどそうしないと勝てない状況がたしかにある・・!そう・・今ここに!
ツッパしか勝ち筋がない手札なのか?それともまだ罠を気にする余裕がある手札なのか?
その見極めを正確に行えることが高い勝率につながるのよ!
綾島:(こいつ目が変わった・・!?)
(だが、墓穴でたしかに見えたんだ!弱ハンが・・!負けねぇ・・だろ?)
銀河戦士の効果でサーチするのは銀河戦士!
※よく考えたら銀河戦士を出すのはもっと後の方が良かった気もします。
そしてさらにアセトドラゴンを効果によりリリースなしで召喚!
綾島:ほほーん・・だがプレアデスじゃグラファの前には無力だぜ?クックック・・
??:ふむ・・墓穴でかしこ君のあの手札を見ていても自分の死を悟れないとは・・。綾島君も2年生。やはりまだまだ経験不足なようだね。メガネぐいっ
綾島:なっ!?あなたは・・最古先輩・・!
リッチ:この人が部内ランク2位でチームの参謀ポジションの最古さん!・・?
かしこ:そ、そんな・・こと(言い過ぎじゃ・・?)
最古:あぁいやすまない。つい思ったことが口に出てしまうタイプでね、気をつけねばいけないね。メガネぐいっ。
決闘を続けてくれたまえ。
かしこ:はっ・・はい(気を取り直して・・)
綾島:(そんな・・?あいつの手札は間違いなく弱ハンで墓穴で見た後に引いた2枚のアセトドラゴンと銀河戦士ももう見えている・・。聖刻のKillパターンには全然詳しくないがここからシユウドラゴン1枚で死ぬもんなのか・・?)
そしてエレキテルとシユウでランク6!アトゥムス!
綾島:ど・・うぞ
かしこ:アトゥムス効果でレッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴンを特殊召喚!
さらにレダメの効果で墓地のアセトドラゴンを復活!
リッチ:これで銀河戦士と合わせてレベル5が2体・・・
かしこ:銀河戦士とアセトドラゴンでオーバーレイネットワークを構築!ランク5!プレアデス!
綾島:まっ・・まさか・・!(やばい・・見えちまった1Killが・・!)
かしこ:プレアデス効果で自分のレダメを手札に戻します。
そしてランク6のアトゥムスに重ねてガイアドラグーンを特殊召喚!
ガイドラを除外してさっき戻したレダメを特殊召喚!
レダメ効果でエレキテルドラゴンを復活!
さらにセイクリッドと名のついたエクシーズモンスタープレアデスに重ねてセイクリッド・トレミスM7を特殊召喚!
ズドドドドドド・・・・・・
綾島:罠もゴーズもありません負けです・・。
綾島はそれまでしていたパントマイム的な奇妙な動きをやめデッキの上に手を置きカードを片付け涙を堪えきれない・・そんな動作でグラウンドへ駆けて行った・・
トレミスM7+エレキテル+レダメ=2700+2500+2800=8000
後攻1ターンキルである。
3分間グラウンドから聞こえる泣き声は止まなかった・・・
すぐれ:かしこさんおめでとう!
・・しかし1年間遊戯王部で綾島を見ていたが一流パントマイミストの綾島が自分の感情を抑えきれていない様子を見たのは今日が初めてだった・・。
かしこ:うっ・・うん。(よくわからないけど綾島さんそれだけこのランキング戦にかけてたってことかな・・。勝たなきゃ・・綾島さんのぶんまで)
天使:そうよかしこ・・勝者には敗者の思いを受け止めて次へと進む義務がある・・。その調子よ!(聞こえてないけど)
つづく
ちなみに使ったデッキのレシピです↓